2010年7月3日土曜日

撤退する理由(2)衣料品店

マーケティング本部の谷口です。
ぶらくり丁商店街にある、10代の女の子向け衣料品を販売する店が閉店することになりました。営業不振による撤退です。
北ぶらくり丁の飲食店から、同じく営業不振による閉店の知らせをきいたばかりなので、ああまたか、と少しがっかりしました。
この店の経営者は、他所でも同様の店を持っているベテランなので、経営能力に問題があったとは思えません。
考えられるのは、立地と商品がミスマッチであったということです。
10代の女の子というのはすぐに成長して好みも変わっていくので、固定客としてリピートする期間は短く、常に新しい顧客を獲得し続ける必要があると考えられます。
そのためにはターゲットとなるような年齢の女の子が集まる立地でないと難しいということなのでしょう。
ぶらくり丁商店街は、通行客そのものが少なく、まして10代の女の子が好んで集まる場所ではありません。
最初から勝ち目はなかったのかもしれません。
 
 

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