2011年1月9日日曜日

藻谷さんのベストセラー「デフレの正体」

マーケティング本部の谷口です。

政策投資銀行の藻谷浩介さんが書いた「デフレの正体-経済は人口の波で動く」がよく売れているようです。
いま日本が直面している経済停滞や消費不振が、景気循環からくるデフレではなく、人口減、とりわけ15歳から64歳までの生産年齢人口の急激な減少によるものであることを、講演口調でわかりやすく述べたものです。
車や食品をはじめ、多くの商品の販売額がなぜ減り続けているのか、なぜ商店街が軒並みシャッター通り化していくのか、データを駆使して明快に説明されています。
正月のNHKの経済特番でも紹介されていましたね。

経済学者からは「常識的過ぎる」とか、「デフレの原因はひとつではない」とか批判されているようですが、経済が素人のぼくにはとてもよくわかり、納得できる分析でした。

中心市街地や商店街の活性化に携わる方々には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。