2010年6月27日日曜日

撤退する理由(1)飲食店

マーケティング本部の谷口です。
北ぶらくり丁のある飲食店が経営不振で閉店することになり、経営者の方に頼まれて、大家さんに賃借契約解除の通知に行ってきました。こんなことも仕事のうちです。
開店してから1年半。来客数が少ない様子なので気になっていましたが、やっぱりの結末です。
開店当初、経営者の方は「和歌山は昼食を安く食べられる店がないから」と、低価格路線にかなり自信を持っておられました。でもその路線ではうまくいかなかったという結果です。
ぼくは「ぶらくり丁界隈は商業地としては決していい立地とはいえないので、わざわざ行く価値のあるステキな店でないとやっていけない」という仮説を立てています。安いだけでは「わざわざ行く価値がある」とはいえません。
価格を上回る価値とは何か。それを見出して実現させるのが経営者の役割です。