2010年1月26日火曜日

ぶらくり丁6商店街、それぞれの自己診断

マーケティング本部の谷口です。
24日(日)、ぶらくり丁6商店街それぞれ個別にグループインタビューをさせていただきました。
中心商店街区域再生事業の一環としての調査で、三菱総研の山田さんと酒井さんが、休日返上で作業に当たってくださいました。
商店主の皆様から各商店街の顧客像などをお聞きするのが目的で、1商店街につき1時間ずつお話をうかがいましたが、地元にいるぼくも、こういうテーマで商店主の方々とお話しする機会はあまりないのでなかなか興味深かったです。
「自分たちの商店街の特徴は何だと思いますか」という質問に対し、ほとんどの商店街がしばらく考えてから答えていたなかで、「ぶらくり丁大通り」だけは、遊興、と即答しました。
遊興という言葉はちょっと古めかしいですが、要するに「商店街」ではなく、「歓楽街」であるというのです。なるほどそういえば、歴史をみても現状をみても、その通りです。当事者の方々の迷いのない答えぶりからそのことに誇りをお持ちであるということがよくわかりました。
「歓楽街」という言葉に何となく負のイメージを持っていたぼくにはこれは意外でしたが、とてもおもしろい発見でもありました。

そのほか、ぶらくり丁は「業種構成に偏りがない」、中ぶらくり丁は「若者向けの店舗が多い」、北ぶらくり丁は「高級品を販売する店が多い」という自己診断。東ぶらくり丁は「主に商店街の東側および東北側エリアの住民を対象とする最寄品販売」、本町通りからははっきりした答はありませんでした。
 
 

2010年1月21日木曜日

松場登美さんの講演、聴いてきました

マーケティング本部の谷口です。
いま、㈱石見銀山生活文化研究所長、松場登美さんの講演を聴いてきたところ。フォルテワジマで開かれた、和歌山大学観光カリスマ講座です。
島根県大田市大森町から7時間かけて来てくださったそうで、それだけでもありがたいことです。和歌山市まちおこし推進課の中林課長さんと並んで前列に座らせてもらい、しっかりお顔を見ながら聴かせていただきました。
人口400人程度の、辺境とも言える集落を本拠に、従業員が100人を上回るという事業体群を作り上げ、運営しているのですから、語りつくせないほどの山や谷を越えてきているはずですが、与えられた場所でせいいっぱい美しい花を咲かせることの喜びを静かに語っておられました。
いま全国の多くの商店街が、モノではもう幸せになれない時代にいったい何を売ればいいのか、その答がわからずに悩んでいます。
「本当の幸せはお金では買えない」とおっしゃる松場さんの言葉の中に、重要なヒントがあると思いました。
 
 

2010年1月9日土曜日

ぼくのちょっと気になる商品③石見銀山「群言堂」

マーケティング本部の谷口です。
「群言堂」については今さっき知ったばかりですが、HPを見てとても興味を引かれるものがありました。
http://www.gungendo.co.jp/honten/index.html
これはたぶん、とても能力のあるキーパーソンがいるのだろうと思って見ていくと、どうやら松場登美という人がその人らしいのですが、なんとタイミングのいいことか、この21日に、フォルテワジマで講演されるとプロフィール紹介に書いてありました。午後6時から、「観光カリスマ講座」です。
いろいろ調べるよりも、聴講に行くのが早そうです。
 
 

2010年1月5日火曜日

ぼくのちょっと気になる商品②おがわ温泉、花和楽の湯

新年あけましておめでとうございます。
マーケティング本部の谷口です。
今年もよろしくお願いします。

「おがわ温泉、花和楽(かわら)の湯」は、フォルテワジマの「ふくろうの湯」と同様のいわゆる温泉・温浴施設です。
所在地は埼玉県比企郡小川町。埼玉県中央部のやや西寄り。ちなみにここは衣料品チェーンの「しまむら」発祥の町でもあります。
東京から客を呼ぼうと思うと、一般的な日帰り温浴施設の立地としては遠く、宿泊してもらうには近すぎるという中途半端な距離。大阪圏での和歌山市のような感じです。
そこで考えたのが、「泊まれない高級旅館」というコンセプト。
宿泊はできないのに、施設の外観、インテリア、庭園、サービスなどはリゾート地の高級旅館そのままのつくりにしてあるのです。
料金は1350円。これで茶菓、浴衣、バスタオルが付き、岩盤浴も利用でき、時間は無制限です。 別料金になりますが貸切風呂もあります。
開業して6年、年商7億円。
大阪圏から和歌山市への誘客を考える上で、参考になりそうです。

「おがわ温泉、花和楽の湯」のHP
           http://www.kawara-r.co.jp/